【世界一イジワルな日本人】許せない気持ちの裏側にあるもの スパイト行動

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意地悪 感情の整理

ネットでこんな記事が出ていました。日本人が世界一意地悪いと…

この記事を読みながら、

これっていじめの構造と同じじゃないの?

と思う部分が多くありました。

ただ乗り、セロトニントランスポーターなどは過去のいじめの記事でも取り上げたものです。

日本人はとても親切な国民と言われるとともに、実は悪意を持った意地悪な性質も併せ持つとこのYahooニュースでは指摘されています。

今回はその「人の持つ悪意」について迫っていきます。

よかったら最後までお付き合いください。

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悪意とは

悪意の定義とは以下のとおりです。

かのアリストテレスが定義したように、悪意とは「自分が得するためではなく、相手が得しないように邪魔すること」なのだ。

引用元:悪意は理性を超越する

他者が得をするのが許せないので、自分が損をしてでも、他人が損することを選ぶという意味です。

ここがとても重要な部分と思いました。

この記事の実験では、

 「日本人は自分がもっとも得をするようには行動せず、自分が得をすることよりも、相手のタダ乗りを許さずに、少しでも相手の足を引っ張ろうとする傾向があります。こうした経験をしてしまうと、タダ乗りを狙っていた人も次回からは参加せざるを得なくなる。したがって、日本の社会では、みんなが仲良く協力的に事に当たっているのではなく、協力しないと罰を受けると分かっているから協力せざるを得ない社会だということが示唆されます」

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働かざる者食うべからず

とは昔からよく聞く言葉です。

一人だけがさぼっていたり、劣っている人がいると目を光らせてその人を攻撃する。

劣っているマイナス面=恥ずべきこととして隠したり、人様に迷惑をかけないように、人と同じ平均値になるべく同調圧力が強く働いていました。

またプラスに出てしまった場合も同様です。

出る杭は打たれる

という言葉のとおり、人よりも優れている、勝っている部分があったとしても、

それをもとにして嫉妬やねたみ、根拠のないうわさなど陰でコソコソ言われたり、おもむろに集団で嫌がらせをされたりすることもあります。

できないことに目を向ける日本、できることに目を向けるアメリカ

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幸せな孤独という本の中(P94)に、

アメリカの教育はゼロをプラスにする
-日本の教育はマイナスをゼロにする

とありました。

アメリカでは子供のころからよくほめて育てる文化があるそうです。

これは親が成功か、失敗かの結果ではなく、プロセスを重視し、

その人がチャレンジしたかどうか。その人の行動を否定せずに勇気づけてくれる環境があると言います。

しかし日本の場合はできないことに目を向けがちで、

どうして計算を間違えるの?

なぜきれいに歯を磨けないの?!

苦手を見つけて克服させようとします。

すると子供は偏差値やテストの結果などを他人と比べるようになり、ほかの人が気になると、

誰もやっていないような斬新なことをやらない、手を出さなくなっていきます。

この事例も、マイナスの部分をどうしても平均値に穴埋めをしようとする姿に似ています。

日本人は才能を伸ばす努力よりも、できないほうが人に迷惑をかける(または恥ずかしい)ので、人より劣っている部分を必死に隠そうとする、もしくは補おうとして

誰もが一通り標準的にできるようにする

という高い目標をめざすように教育されているように感じます。

人の不幸は蜜の味

ユダヤ人に古くから伝わる民間伝承にも悪意の起源を見ることができる。魔法使いがある男に「願いごとを一つ叶える」と持ちかける。

ただし、条件として「あなたの大嫌いな隣人にはその倍の願いごとを叶える」と言う。そこで彼は「片方の目を盲目にしてほしい」と願った。

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一番目の項目で、悪意とは─他人が自分よりも得をすることを避けると書きました。

と同時に、人間には他人が自分よりも不幸であってほしいという心が隠されているのではないかと感じました。昔から、

他人の不幸は蜜の味

と言われてきました。

上記のユダヤ人の引用では、

自分の目をつぶす代わりに、大嫌いな隣人には倍の願い事を叶える

つまりは自分が片目、相手には両目をつぶしてほしいという願いをしました。

大嫌いな隣人には、自分よりも倍不幸になってほしいのです。

そしてそこには、罰する=制裁するに似たような意識も入ってくると思います。

悪いことをしたのだからそれなりの罰を受けるべきだという意識が日本人にはとても強く働いているように感じます。

スパイト行動

上記のニュース記事には、日本人のスパイト行動(私が損をしているのだから、あなたも損をすべきだという意識)について書かれていました。

その中の驚いた例がこちら…

私とAさんは、とある店に同じタイミングでアルバイトとして配属された。私は仕事ののみ込みも早く、怠け癖のあるAさんに比べて多くの作業をこなすことができた。しかし、どちらも時給は1000円。納得がいかなかったので、店長に「私のほうがよりたくさん働いたのだから、Aさんよりも時給を上げてほしい」と訴えた。すると店長は「なるほど。でもそんなにたくさん払うことはできない。どうしてもAさんと差をつけて欲しいというなら、あなたは時給900円、Aさんを800円にするのはどうか」と言った。私は納得し、「それで結構です」と答えた。

日本人のマスク着用率の高さは、意地悪な性格の裏返し?スパイト行動とは

ひどく衝撃をうけました。

自分にもそういうところがあると認識したからです。

たしかにAさんが仕事ができなくて、自分と同じ給料だとしたら腹が立ちますが、

それ以上に

正義の鉄槌を!

自分が損してもいいから、相手を懲らしめたい

という心理が隠れていたことに思わず納得しました。

そのほうがせいせいする、すっきりする、

勧善懲悪や因果応報という言葉があるように、

  • 悪いことをしたのだから罰せられるべき
  • 罪は償うべき

という強い意識が日本人の根底には流れているような気がしたのです。

それを恐れて集団の常識から外れることをしなくなるようになった
=協調性、集団意識、強固な同調圧力
が生まれてきたのだと思います。

日本人は相手のフリーライド(ただ乗り)を許さない傾向にあります。(中略)

日本の場合は、みんなが仲良く協力して公共財を築いている、というわけではなくて、『協力しないと後が怖いからする』。対して外国人は、自分は自分、相手は相手。日本人は自分たちが意地悪をすることがわかっているから、それが返ってくることを恐れて仕方なく協力をしている……というのが、私の見方です」

日本人のマスク着用率の高さは、意地悪な性格の裏返し?スパイト行動とは

マスクに関しても同様です。

今日も暑い一日でしたが、買い物にはマスクをしていきました。

自分の心理的な理由は以下のとおりです。

  • マスクをしておけば、暑くて不快ではあるが他者から何かしら言われることはない
  • 会いたくない近所の人に偶然会ったときでも、わかりにくくさせるので嫌なことを避ける効果がある

記事の続きを引用すると、マスクをする人の心理というのは、

批判されるのを恐れているからだそうです。

『俺がマスクをして苦しい思いをしているのに、なんであいつはマスクをしていないんだ』と批判されることを恐れて、結果的に全体のマスク着用率は高い、というね。

社会心理学的に見て、スパイト行動というのは、とにかく平等を求める気持ちなんですよね。

とにかく平等にっていう思いや、競争心が強くなりすぎると、みんなが貧しくなる、ゲーム理論では“共貧状態”って呼ぶんですけど、こうした状況が起こってくる

日本人のマスク着用率の高さは、意地悪な性格の裏返し?スパイト行動とは
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まとめ|スパイト行動は表裏一体

自分の時給が下がってもいいから、できない相手を損させたいという事例を知り、とてもショックでしたが、

日本人はそのスパイト行動をしてしまう意識を持っている人が非常に多いことがわかりました。

だからこそ、

人から批判されることを恐れ、ただ乗りをせずに
足並みをそろえて協力している=協調性が育っているのだと。

日本人は礼儀正しいと記事でも紹介されていますが、それは怖さからくる礼儀正しさとも言えます。

仲良くしなければ会社からクビにされる、一人だけ仲間外れにされるという恐れや恐怖からの行動で、集団の中で生き残るためには人に丁寧に接することが必然的に必要で礼儀作法が重んじてこられたのかもしれません。

ネットやSNSの発達により、個々の違いや誰が何をしているのか、どんな生活をしているかという実態が浮き彫りになってきましたが、その同調圧力や世間的に正しいとされることから外れることによるSNSいじめや攻撃などもいまだやむことはありません。

私たち一人ひとりが、

  • 出た杭を打つ傾向があること
  • 人と違うことをしている人や異端児を批判、非難する
  • 自分が損をしたとしても、ただ乗りしている相手を懲らしめる癖がある

と自覚、認識しておく必要があると思いました。

それ以外に、人に意図的に意地悪する排除や批判、いじめを抑止する法がないのか、考えていきたいです。

どうしても理性よりも感情のほうが勝りますから、正しいことを知っている理性よりも、悪意のほうが力が強く、人を懲らしめると快感物質が脳内で発生していることも確かです。

そうなるとまるで自分が正しいことをしているかのように感じられてしまうのです。

最後までお読みくださりありがとうございます。

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