【野口嘉則さん】心の傷をどうやって癒やすか?トラウマから生きるヒント

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心の傷を癒すにはトラウマ メンタルヘルス

野口さんのYouTube動画で心の傷(トラウマ)をどうやって癒やすか?

というライブを見ました。

いじめに傷ついた心を癒すには、どうしたらいいのか

私自身、仕事をする気になれず、いまだ立ち直れないで悩んでいるので、何かヒントになることがあるのではと真剣に動画を拝見しました。

トラウマを癒すために有効な3つの方法を述べられていましたので、ポイントを絞ってご紹介したいと思います。

よかったら最後までお付き合いください。

生きづらさの中核にある2つのこと

トラウマを受けた人の生きづらさの中核にあるものは、

1.無力感

2.孤立

であると野口さんはおっしゃっています。

無力感について

トラウマを受けた人は

  • 自分で自分の人生を生きていくという自信を喪失している
  • 自分が本来持っている力を見失っている状態

本来人はだれもが自分の人生を構築する力がある

しかしトラウマを受けた人はその力を見失って無力感に陥っている

孤立について

他者や世界からの孤立を指す

人や社会が信じられない

加害者に対して人間不信に陥りやすい

身近な人が助けてくれなかったという不信感を持つ➔社会を信じられないことにつながっていく

これらの無力感と孤立が、生きづらい人の心の中核に存在している。

それではトラウマからの回復について何を目指すといいか?

先ほどの無力感と孤立に対して

  • 1つ目は、少しずつでいいから力を取り戻していく➔無力感から有能感へ
  • 2つ目は、つながりを持っていく➔孤立からつながりへ

無力感から有能感へ

  • 自分の人生を構築していく力がある
  • 人生はなんとかできる
  • 積み重ねたものはそれなりにものになる

という有能感、すごい人になる必要はない、本来人間が持っている力を取り戻していく

孤立からつながりへ

人に助けを求められるようになる

この世界には信頼できる人もいるという信念を育てる

信頼できない人ももちろんいるが、世の中はそればかりではない

自分を理解しようとしてくれる人はかならずいる

まずは一人でいいので助けを求められるようになる、のが目指すところ

つながりが傷を癒やす

心の傷を負った子供を調査すると、親との関係が良好であればあるほど傷が残りにくい

ということがわかっている

親との関係で愛着が育っている場合は傷が残りにくい。

そのうえで、有効な方法を3つご紹介します。

①安心・安全を確保する

自分をおびやかす人、ものから離れる

トラウマ体験を思い出しそうなきっかけ(もの、場所、状況、会話、人)をできるだけ遠ざける

高圧的、侵入的な人*から距離を置く

*侵入的な人とは…何も頼んでいないのにおせっかい、アドバイス、監視してくる

②生活リズムを整える

バランスを整える

心を安定させるためには生活リズムを安定させる

生活を車に例えると、自分が乗っている車が急発進したり急ブレーキすると、感情の起伏も激しく、心が不安定になる。

安定した穏やかな乗り物に乗っていれば、心も安定してくる。

ルーティンをこなす、できるだけ変化や刺激が少ないと心穏やかになる

傷ついた心を癒すためには非常に大切。

③ただボーッとする、非効率的なことをする

何もしない、考えない、お風呂に入ってボーっとするなど非効率な時間を大切にする

自律神経や心のバランスも整いやすくなる

音楽を聴く、鼻歌を歌う、ペットに触れ合う、気の知れた人と雑談をする

マイクロフロー(短時間のフロー状態)と呼ぶ

チクセントミハイ心理学者はマイクロフローのときに心のバランスが整うと言っている。

さらに大切にしたいのは睡眠時間を最優先にすること(=睡眠とは何もしないことの最たるもの)

人に助けを求める サポートを受ける

そしてこれらの1,2,3をしながら

人のサポートを受けることが大切

と野口さんはおっしゃっています。

誰とつながるとよいか?

サポートの専門家=医療機関、心理カウンセラー、ソーシャルワーカーなど

PTSDの症状が出ていて、生活に支障が出ているときはメンタルクリニック、精神科などを受診することをおすすめする

クリニックの選び方
1.自宅、職場から通いやすいこと
2.治療方針を説明してくれる、かつこちらの意見を聞いてくれる医師

病院にかかるほどではないがトラウマの症状に悩んでいる場合

➔心理カウンセラーのサポートを受けるとよい

無理にトラウマを話す必要はない

医師、カウンセラー、家族、友人などに対して、無理にトラウマの出来事を話す必要はない

トラウマ体験において、せっかく閉じていた傷が開いて、不安定、怒りっぽくなる、イライラ、フラッシュバック、過覚醒などの症状が顕著に表れたり、悪夢を見ることもある

基本的にトラウマは心にしまっておくもの

心が揺れ動くことなく安定した状態で話せるなら、本当に信頼できる一人だけに話すのもよい

受容的に聞いてくれる人、アドバイスをしてこない人、だまって共感的に聞いてくれる人を選ぶ(=やはり専門家がよい)

一度に全部ではなく、少しずつ段階的に話していく

あまりに詳しく話すのはフラッシュバックが襲ってくるためNG

その時に味わった感情、その出来事以降の人生のつらさ、感じている感情を話す。

心理カウンセラーはトラウマについて基本的に根掘り葉掘り聞くことはないが、しつこく聞いてくるようならきちんと意思表示をする。

それについては話したくありません

人にわかってもらえた、という体験はとても勇気づけられるものになる

=孤立からつながりへ

トラウマ体験を無理に話すことがなくても、

今の生きづらさ、人間関係の悩みを話すだけでも、

カウンセラーとつながることにより孤独だった心は癒されていく…

その上でやるといいこと3つ

よい記憶を思い出す

幸せ、楽しかった出来事を思い出す、人に聞いてもらう

小さな楽しみを見つける

好きなこと、趣味などを見つけて楽しむ

体を整える習慣

YOGA

体はトラウマ体験を記憶しているため、体に力が入って固くなっていることや、自律神経のバランスが崩れていることもある➔体からのアプローチをしてみる

  • 散歩、ウォーキング
  • ストレッチ、ヨガ、ピラティス
  • 呼吸法、マインドフルネス瞑想

一気にやろうとせず、心と体、同時並行で徐々に癒していく

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まとめ|有能感とつながり

もしかしたら、ひきこもりの援助も同じなのかもしれません。

自分の殻に閉じこもってしまい、抜け出せない、

それに誰にもわかってもらえないというつらさ。

私の場合はひきこもりになったきっかけは、会社での悪質ないじめでした。

それにより、心に深い傷、トラウマと呼ぶのかはわかりませんが、その当時の出来事により8年以上も社会復帰を阻まれています。

人が怖い、社会が怖いという気持ちはPTSDと同じものだと思います。

能力がない、無力感というものはいじめられているころからずっと感じていました。

会社の女性上司やその取り巻きからひどく扱われたり悪く言われて、自分そのものの価値がないように感じて(自己肯定感の欠落)、毎日死んだほうがましだと思い詰めていました。

野口さんがおっしゃっていたトラウマを癒す方法は3つ

1.トラウマのきっかけに近づかない
2.生活リズムを整える
3.ボーっとする、非効率的なことをする、マイクロフロー

とくに頭がふさぎ込んでしまっているときは、ネットの情報を見るとネガティブなことを深堀してしまい、眠れなくなるので、あまりお勧めできません。

  • 気分転換に体を動かす、ウォーキングストレッチ、ヨガ
  • 呼吸法、瞑想をする
  • 好きな趣味をやる

などご自身ができる範囲から始められるのがいいと思います。

最後に、つながりに関しては現在の私自身の課題でもあります。

PTSDを患っている方やひきこもりに共通することですが、心から自分の問題を打ち明けられる人、信頼できる人を作るまでの段階が、一足飛びにできるものではなく、そのつながりを作ることが最大のネックかなと個人的には思います。

病院に行くまでもないけれどもカウンセラーに相談したらよいと口では簡単に言えますが

心理カウンセラーは1時間5000円以上かかるのが相場

だそうです。1回きりで終わるわけではなく継続的に月に何度か、何年も必要なケースが多いでしょう。

そのお金を作るためにまたさらにきつい労働をしているならば本末転倒です。

最後までお読みくださりありがとうございます。

野口さんと言えばコレ↓鏡の法則ですね

コメント

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