私は複数のことを同時進行していると、たいてい1、2つのことが抜けてしまいます。
スマホを充電していて、出かけるときに忘れてきた!
またはバッグを変えてきたときに車のカギを入れ変えるのを忘れた!
など忘れものが多いので何かいい方法がないかどうか探っていたら、
図書館でこんな本を見つけました。
なるほどなるほど!という部分とやはり忘れものを防ぐためには基本的な行動が必要なようです。
原因と防ぐ方法をまとめましたのでよかったら最後までお付き合いください。
ボケとドジの違い
忘れものの失敗といっても大きく分けて二つあるそうです。
ボケ…しなくてはいけないことをし忘れるミス
ドジ…やってはいけないことをしてしまったミス
ボケでは、記憶力の原因によるミスが多く
- 電気を切り忘れた
- 後で電話するといったのにし忘れた
- 待ち合わせやアポイントを忘れていた
- 何かをしようとしていたのに何だったか忘れていた
などがあります。
ドジは、注意力の問題によることが多く
- つまづいて転びそうになった
- コップをひっくり返した
- 電車に飛び乗ったが反対方向だった
などであわてんぼうとも言えます。
忘れものはボケ型のほうの失敗ともいえ、記憶の問題が原因です。
心のエネルギーは一定量
人間が注意を向けられる量は一定であり、記憶するということは意識を集中していなければできません。
ほかのことに気を取られながら、何かを思い出したり、覚えたりすることは極めて困難です。
記憶をするためには
心のエネルギー、つまり注意が必要になってきます。
記憶には5種類
記憶には大きく分けて5種類あるといわれています。
- 条件反射
- 熟練技能
- 認知的技能
- エピソード記憶
- 意味記憶
この5つです。
- 条件反射は梅干しを見ると唾が出てくるなど
- 熟練技能は、職人が定規なしでまっすぐに線を引けるなど
- 認知的技能は数式を使って計算をする、料理する(熟練・認知的の両方)など
この3つは体の記憶とも言えます。
普段我々が記憶と呼んでいるのは
エピソード記憶と意味記憶ということです。
エピソード記憶
自分が体験した記憶です。
自分にとってインパクトが強かったものが強烈に記憶に残ります。
エピソード記憶について詳しくはこちら
意味記憶
意味記憶は3つに分かれます。
- 感覚記憶
- 短期記憶
- 長期記憶
感覚記憶は音や光を受け取ったときにその情報が何を意味しているのかを判断するまでの情報を10分の1秒以下で記憶しています。
短期記憶は一時的な記憶です。初めてかける電話番号やすれ違った車のナンバーなど
長期記憶は家の電話番号のように知識として頭に入っている記憶です。
短期記憶も触れる機会が多ければ、長期記憶に変わっていきます。
長期記憶は忘却されない
短期記憶では、一度しかかけない電話番号を用事が済めば忘れてしまうのに対して
長期記憶は忘却されることはありません。
時間がたてば思い出すのが困難になることはあっても、答えを教えてもらえば、「ああそうだった!」と思い出せます。
展望的記憶は未来の記憶
思い出すことが難しいのは未来の予定の記憶です。
展望的記憶といいます。
未来のことを思い出すのが難しいのはそれまでに時間があるからです。
未来の予定があったと思い出すことを思い出すのが難しいからです。
たとえば誕生日が二週間後として、秘書が「そろそろ準備したほうがいいですよ」と教えてくれればいいですが、その秘書代わりを自分で用意しないといけません。
あとで、そのうち、というと忘れやすいので
- メモを貼る
- 毎日見る手帳に書く
- 思い出すタイミングにアラームをかける
- 先にプレゼントを用意しておく
といったことが対策になるそうです。
ここからはシーン別で対策をお伝えします。
シーン別対策方法
あとで電話しますと言ったのを忘れる
お相手が不在で「あとでまた電話をします」といって忘れてしまうことはよくあります。折り返しの電話があってから思い出し、気まずい思いをしたことも何度もあります。
それを防ぐためには
- パソコンにメモを貼っておく
- アラームをセットする
出ていくときに持ち物を忘れる
毎日同じものを持って出かけるのに忘れてしまうことがよくあります。
その代表的なものがスマホや鍵。
カバンを入れ替えたあとだったり、スマホを充電をしたまま家を出る前に確認しなかったというのが原因ですが
この本で紹介されている対策として➔出かける前に呪文を唱えて確認する
「今朝決めて」
け:携帯 スマホ
さ:財布
き:キー
め:メガネ
て:手帳
声に出して言うことが重要だそうです。
この場合6個までが限界で、7個以上はチェックリストを準備したほうがよさそうです。
朝まで使っていたものを入れ忘れる
旅行の朝使っていたものを入れ忘れた…なんてことはありませんでしょうか。
私はしょっちゅうあります。
出張に行く前、当日の朝まで使っていたものを家に忘れるということが多々ありました。
例としては
- ヘアバンド
- 洗顔フォーム
- ビューラー
- スマホの充電器(スマホを忘れないようにしていたらコードと充電器を忘れた)
- クレジットカード(財布を入れ替えたときに入れ忘れた)
- 日焼け止め
- メガネ(コンタクトを付けてからそのまま放置)
などです。
当日使ったまま、そのまま家に忘れることが多発し、ビューラーなどは旅先で買ったため3,4個持っていました(断捨離済み)。
出る前に一度✅チェックリストを作って点検することが一番ですね。
人間は忘れる生き物です。
コピー機に原本を忘れる
これは私は2度経験しました。運転免許証の原本と、コピーした紙を忘れたことです。
原因は差し替えるときに最後の1枚を忘れてしまうということですが…私は原本をしまったあとにコピーを取り忘れてしまいました。
対策として:
コピー機の光が走ってから印刷されるまでに時間がある程度かかるので
その光が終わってから原本をカバンにしまうという方法が紹介されていました。
原本を取った後に必ずコピー用紙をしまうということがポイントですね。
人が並んでいて気がせいているとお釣りを忘れたり、どれかを取りこぼしそうになりますが
着実に確認するということが一番のミスを防ぐ方法ですね。
電車で傘を忘れる
これは経験ある方も多いはずです。スマホや新聞・本を読んでいた、眠ってしまったなどほかのことをしていることが原因です。
対策としては、体から離さないこと、カバンに引っ掛けておくことが有効です。
まとめ|しっかり確認・メモするしかない
人はもともと忘れやすい生き物です。
長期記憶は忘却しないというかわりに、一度ことを済ませた短期記憶はどんどん忘れていきます。
用事を済ませたチェックリストやメモ用紙をずっと保管しておかないように、脳の機能としても忘れるようにできています。
なので未来のことを忘れないように
- 見えるところにメモを貼っておく
- アラームを鳴らす
- 声に出して確認をする
- 慌てないように心を落ちつける
くらいしかないように思います。
エピソード記憶のように感情を伴って忘れられない記憶はずっと残るのに不思議ですよね。
今回の記事は前回と重複する部分もありましたが、
ミスの種類には二つ(ボケとドジ)があり、
それぞれのシーン別に細かい対処法が載っていたのが面白かったです。
よかったら読んでみてくださいねm(__)m
大切なものを落としたり忘れたときのためにタグがあるようです。
↓音が鳴るタイプなので家の中の探し物にいいでしょう
キーファインダー Key finder 探し物発見器 忘れ物探知機 落し物防止 アラーム の置き忘れ 鍵 紛失防止 音の出る 使用便利 キーリング付き 高齢者 プレゼントに最適 8in1 小型
外で落としたときにGPSで発見できます👇
コメント