ヨンソさんの無意識リライトを読みました!
YouTubeのハッピー研究所でこの本を紹介されているのを知り、とても読みたくなりました。
本の内容は、無意識、つまり潜在意識のことについて書かれています。
前半は潜在意識についての説明、後半はどうやったら書き換えられるかについて書かれています。
・行動できない理由を教えるおもしろいたとえ話
・逆に自分で見つけるのは難しい使命
など、個人的解釈や感想を加えながら説明しましたので、よかったら最後までお付き合いください。
車にはねられながらも6億円ゲットした人の話
これは潜在意識のたとえのお話で、どうして人は行動に移せないのか?を上手に説明したものです。
あなたは友人に結婚式のスピーチを頼まれていました。
その当日の朝11時、引き出しを見てみると、以前購入した宝くじを発見。
実は事業で失敗して多額の借金を抱えており、一獲千金を夢見て宝くじを購入していました。
ネットで番号を見てみると、なんと大当たりの1等、前後賞含めて6億円!
ただし換金の締め切りは当日の正午まで。あと1時間しかありません。
銀行に行ってしまうと、友人のスピーチには間に合いません。
さあ、あなたならどうする?
この設定がとてもおもしろいですよね?!
さて、あなたならどうしますか?
大抵の多くの人の場合は、結婚式をやめてでも宝くじを換金しに行くと思います。
そして続きがあります。
宝くじを換金できる大きな銀行は徒歩や電車では間に合いません。
タクシーでは1万円ほどかかります。どうしますか?
あなたはご祝儀袋から1万円を出してタクシーに乗り、銀行へ向かいます。
しかし道が渋滞していて、なかなか前に進みません。
時計を見ると正午が迫っています。
ここからはタクシーを降りて走ったほうが早いと思い、全速力で銀行へ走ります。
あと10分で銀行の見える大きな交差点へたどり着きました。
信号をよく確認していなかったせいで、赤信号で飛び出し、なんと車にはねられてしまいます!
すぐに意識を取り戻したものの、右足は明らかに折れている様子。
運転手から「救急車を呼びますか?」と聞かれてもそんな言葉は耳に入ってきません。
銀行は目と鼻の先。
なんとか踏ん張れる左足で意識朦朧としながら、周りの目も気にせずはいつくばって銀行を目指します。
そして正午の1分前に銀行にたどり着き、なんとか無事換金できたのでした…!
とてもインパクトのあるお話ですよね。
いくどもの困難がありながらも、どうしてけしてあきらめずに正午までに銀行へたどり着けたのでしょうか?
それは
正午までに銀行に行けばかならず6億円を手にできるという確信があったから
です。
もし確信がなければ、友人の結婚式へ行ってスピーチをしていたでしょう。
しかしすべてのことを犠牲にしてまでも6億円を手に入れることが何よりも大切だったのです。
ヨンソさんは次のように続けます。
人間は、このように結果が分かっていれば、どんな状況に置かれても執念で行動を続け、その結果を手に入れられます。
行動に移せない人というのは、その行動をした結果どうなるかが分かっていないから、行動に移せないのです。
この物語からわかることは、以下の数々の困難にもめげず、行動を起こしました。
- 友人の結婚式ではなく銀行に行くことを選んだ➔苦渋の決断
- 電車・徒歩では間に合わない➔タクシー代を捻出する
- タクシーも渋滞で間に合わない➔全速力で走る
- 車にはねられて骨折する➔這いつくばってでも銀行へ行く
このように人生に困難があったとしても、それをものともせず「何としてでも達成するのだ!」という強い意志が必要とされるときがあります。
自分の真の望みや達成したいことであればあるほど、瞬発力、集中力、持続力、決断力や勇気が試される出来事が表れてきます。(試練やお試しと言ったりもします)
人間は失敗しても、あきらめなければ必ず成功できる
ヨンソさんはこのマインドをわかりやすくたとえ話にして教えてくれました。
そしてこれを信じて、このマインドが潜在意識に入っている人だけが、結果が出るまでとにかくやり続けることができ、成功できるのです。
それとは逆に、本やセミナーなどで情報を知っていても行動に移せない人は
- やってもムダ
- 挑戦するのが怖い
- 失敗したらどうしよう
と潜在意識に入っているのです。
「知る」と「やる」は同義語、ワンセットであり、この世界は経験することが宝とヨンソさんは言います。
宝くじが当たっているのを知り、(知る)
それを握りしめて、困難にも負けず換金しに行く(やる)
というたとえ話がとても印象的で私の心を打ちました。
ヨンソさんはその潜在意識を書き換える方法を3つのステップで伝えています。
ストレスゼロで「潜在意識を書き換える」3つのマジック
その3つとは、
- 使命を思い出して軽やかに”ブレない人生”を送る
- 適切な「環境設定」で勝手に”継続力”を身につける
- 「ドリームキラー」をいなして、輝かしい人生に突き進む
今回は1つ目だけをご紹介します。
自分は何のために生まれてきたのか?
本を読んで、もっとも難しいと思ったのは、1つ目の使命を思い出すことです。
ヨンソさんによると使命は以下の定義です。
使命とは、「何かを経験するために、自分の魂を地球へ送る。そしてそこで得た知識を宇宙へ送る」という意味なのです。
私たちが生まれてきた理由とは、魂では経験できないことを肉体をまとって地球に経験をしに来たというもの。
つまりは自分がこの人生を生きている意味です。
この本ではヨンソさんの使命について書かれていましたが、それは奥様であるナナエさんのお力があってこそそのミッションに気づいた、導かれたのではないかと思いました。
ヨンソさんご自身は在日韓国人の三世であり、日本韓国北朝鮮の関係性にとても敏感に生きてきたそうです。
そのためヨンソさんのミッションは
南北朝鮮の分断を終わらせ、日本と朝鮮半島の関係を改善することで、世界の平和に貢献する
という壮大な使命だそうです。
だれもがみな人生のうちに、困難にぶち当たったり、今まで経験したことのないような悲劇に巻き込まれたりしたときに、「なぜ自分は生まれてきたのだろう?」と考えるきっかけや機会が訪れることがあります。それが自分の人生に真剣に向き合う、生きる目的を考えるチャンスだと思います。
しかし残念ながら現在、多くの人がその生きる目的や使命を見つけることができずに、日々生活するのに精いっぱいで、食べるためにお金を得る、精神的にも余裕がなく仕事をするというパターンにはまって人生を終えていくのではないかと私は想像しています。
この本を読んだだけで、使命を見つけるのは難しく、実際に人に会ってセッションを受けるなり、価値観のワークを受けるなり他者からの援助がなければ、なかなか自力で生きている意味を導き出すのは限界があるように思いました。
まとめ|行動できない理由は結果がはっきりしていないから
交通事故のお話がとてもおもしろく、人間がなぜ行動できないのかをわかりやすく解説されていました。
それは結果がわからないものには人は行動を起こさないからです。
自分がどうしてもこれだけは人生で達成したい、という目的、目標のようなもの、
それが使命と呼ばれるものなのでしょう。
使命が見つかっている人と見つかっていない人では人生においての行動、モチベーションも雲泥の差だと思います。
人生のゴールがない人はいつまでたっても、ゴールにたどり着けずに自分の持っている時間やエネルギーを浪費して人生を終えていきます。
逆にゴールがある人は、それに向かって着実に執念深く頑張る、行動することができます。
人生を前向きに進め、行動するためには、生きる意味、使命が非常に重要になってくるのではないかと思いました。それがわからない限りはずっとガソリンを持て余したまま人生の時間を浪費して終わっていく、そんな危惧をいつも感じています。
苫米地英人さんの本でも潜在意識について深く触れられていますので、よかったらこちらの記事も読んでみてください。
行動の結果がわかっていないと人は行動をしない
人生の目的は何か?生きる意味、目的をわかっている人は努力できる
最後までお読みくださりありがとうございます。
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