ひきこもりってどんなイメージ? ひきこもりの定義 きっかけ 期間はどのくらい?

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ひきこもり

世の中には「ひきこもり」と呼ばれる人が多くいます。

15歳から39歳のひきこもりの人数は54万人。

それにくらべて40-64歳までのひきこもりの人数はなんと61万人。
若者を上回ることがわかりました。

ということは100万人越え、人口の約1%がひきこもりという計算になります。

かくいう私も40代以上のひきこもりであり、けして他人事ではありません。

そして、今の日本では仕事を失くしたら、誰もがひきこもりになる可能性があります。

こちらの本「中高年がひきこもる理由」を読んでいたら深く共感する部分が多く、ご紹介したいと思います。

この記事を読むと

ひきこもりの定義 意味 
ひきこもりになった年齢 きっかけ
ひきこもりの年数

がわかります。

最後までどうぞお付き合いください。

ひきこもりの定義

内閣府のひきこもりの定義は以下のとおりです。

6ヶ月以上連続して

狭義の
ひきこもり
「自室からほとんど出ない」
「自室からは出るが、家からは出ない」
「ふだんは家にいるが、近所のコンビニには出かける」
準ひきこもり 「ふだんは家にいるが、趣味の用事のときだけ外出する」

私の場合は準ひきこもりに当てはまりそうです。
趣味の用事では、ヨガ、買い物、図書館などがそれにあたります。

今までのひきこもりのイメージはというと
家から一歩も出ず、親ともまともに会話せず、食事も自室で食べ
ややもすると、家庭内暴力をふるうイメージがあるかもしれませんが
現在のひきこもりの定義は、自宅から一歩も出られないという人ではなく
コンビニに買い物や趣味のために出かける人も広義の意味でひきこもりとされているのです。

6か月以上、家族以外との接点がない、働いていない、社会との関わりがないという点ではひきこもりという定義になるようです。

男女比

比率でみると男性のほうが多いといわれています。

61万人のうち、76.6%が男性で占められているといいます。
これは仕事を失った男性が、昼間からぶらぶらとしていると周りの視線が厳しく向けられやすい傾向があり、外出することに対して気が重くなってしまうことがあります。

これに対し、女性は家事手伝いや専業主婦といった肩書が多いため、昼間でも外出もしやすく、ひきこもりの人数は男性に比べるとまだ少ないともいわれていますが、実際には調査の数字よりは多いようです。

ひきこもりになった年齢

日経新聞の記事によると、ひきこもりになった年齢は
60-64歳が最多ですが、20~24歳も13%と大きな偏りはみられないといいます。

引用元:日本経済新聞

気になったのは40-44歳の方は、就職氷河期の影響をもろに受け、就職できなかった人が多かったという理由もありそうです。もれなく私もその年代。

就職氷河期とは1993年から2005年に大学を卒業した人たちを見舞った戦後最大の就職難のことを指します。

また内閣府のデータで、中高年の割合において広義のひきこもりの人数では
40-44歳、60-64歳ともに25.5%と変わりません。

引用元:生活状況に関する調査 (平成30年度) – 内閣府ホーム

40代というまだ仕事がバリバリできる現役の世代でひきこもりになってしまうのは、機会損失で非常にもったいないと思います。
しかしながらバブルが弾けたあと就職氷河期が始まり、正社員では就きたい仕事にも就けず、職を転々としている人も少なくない、非正規雇用がどっと増えた時代の責任だとも感じます。

ひきこもりになるきっかけ

引用元:日本経済新聞

同じ記事内で、ひきこもりになったきっかけは
退職した、人間関係がうまくいかなかった、職場になじめなかった人を合計すると、全体の76%を占めています。

まさしく私も理由は同様で、職場でいじめにあって退職したことは前述のとおりです。

ひきこもり期間

ひきこもり期間は「3~5年」が21%で最多。7年以上となる人が合計で約5割を占め、「30年以上」も6%いた。

引用元:日本経済新聞

3年以上が全体で7割になり、いったんひきこもりの穴に落ちてしまうと、打開するのがなかなか容易ではないのがわかります。

画像引用元:内閣府 特集2 長期化するひきこもりの実態 平成30年データ

このデータを見てみると45-49歳の人は半数以上が5-7年のひきこもりということになり、私もそれに該当します。40を過ぎてから仕事を失うとなかなか元の生活に戻る、人生をやり直すことが容易ではないことが実態としてわかってきます。

そのあたりのことは中高年のひきこもりの記事に書きましたので、よろしかったらご覧になってください。

ひきこもりの定義が追加された

2018年の内閣府調査からはひきこもりの定義が変わったようです。

6か月以上大半の時間を家にいて、家族以外とほとんど会話しないのであれば
妊娠、介護、家事、育児をしている方もひきこもりの対象に追加となったとのこと。
より現実に即した調査になったようです。

私が親の介護をしているとき、家族以外の人と話をするのは介護関係の人だけでした。
実際の友人などでは相談できる人は皆無でした。同年代の友人の親御さんは皆さんまだぴんぴんしているか、介護をした経験がない人が多く、なぜ自分だけが介護しなくてはならないのか…という苦しい思いで、正直みじめな気持ちになったのも覚えています。

次回記事「2つのひきこもりのタイプ」では
ひきこもり2つのタイプ(若年層と中高年)、要因、悪循環などを述べていきます。




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