最近毎日暑い日々が続きますね。本州は梅雨も明け、夏が来た!という感じでしょうか。
諸外国と比べて、日本の夏、とくに本州以南は湿度が高いことが顕著です。ベタベタ、ジメジメ…
実は、湿度が高いほうが片頭痛が悪化することを知っていましたか?
湿度が体に及ぼす影響、気になりますよね。
夏の暑い時期、世界に比べて日本が蒸し暑い理由、
どう過ごしたら少しでも楽に過ごせるか、調べました。
よかったら最後までお付き合いください。
湿度と頭痛
天気が悪くなると体調が悪くなったり頭痛がする、いわゆる天気痛という痛みがでることは以前の記事でご紹介しました。
湿度が原因
今回調べてみて驚いたのは、気圧、温度などさまざまな外的要因の中で
もっとも片頭痛に影響を及ぼすのは
「湿度」とわかったのです。
ところが最近の研究では、片頭痛は気圧だけではなく湿度の影響も大きく受けていることが分かってきました。
2019年にハーバード大学が発表した論文によると、気圧や湿度、温度、PM2.5、一酸化炭素、二酸化窒素などさまざまな外的要因を調べた中で、最も片頭痛に影響を及ぼすのは高湿度だということが明らかになったのです。
しかも、湿度は高くなれば高くなるほど、片頭痛を悪化させます。
それに比べて気圧は、低けれれば低いほど悪化させるわけではなく、一定の気圧の変化が片頭痛を引き起こすと言われています。
引用元:Cosmopolitan 低気圧だけが原因じゃない!?知っておきたい「片頭痛」の対策
気圧の変化が片頭痛を引き起こすと思っていたら、湿度が高ければ高いほど頭痛には悪影響を及ぼすとありました。
雨の日は低気圧のせいで頭痛になるかと思いきや、実際は湿度も高いため、湿度による頭痛も起こっていることが考えられますね。
高湿度も血管の拡張に影響を与えます。人間は普段、汗をかくことで体温調節を行っていますが、湿度が75%を超えると汗が蒸発しにくくなり、身体に熱がこもります。
熱中症のような状態になり、頭の血管がパンパンに拡張するので、頭痛が起きてしまうのです。
引用元:Cosmopolitan 低気圧だけが原因じゃない!?知っておきたい「片頭痛」の対策
湿度が高いと、頭の血管が拡張して頭痛が起きるといいます。
片頭痛の対処法
対処法としては
- 除湿する(40-60%が適度)
- マメ類、ウリ類のものを食べる
- ストレス、寝不足、まぶしい光、大きな音を避ける
- 血管を冷やす
引用元:Cosmopolitan 低気圧だけが原因じゃない!?知っておきたい「片頭痛」の対策
頭痛が起きてしまったら、暗くて涼しい部屋でよく休んだほうがよいでしょう。
どうしても痛い場合はお薬を飲むというのも手です。
湿度が高いことによってほかの体調不調が起こります。
高温多湿による不調
湿度が高いと、体内の水分が汗や尿として外に排泄できずに、体内に溜まってしまいます。そうすると、食欲不振、体がだるい、むくみ、下痢、頭痛、不安感、めまい、不眠などの症状が現れやすくなります。
引用元:梅雨の湿気が体調不良を招く!?ムシムシした日本の梅雨(初夏~夏)ならではの体調不良対策
先ほどと重複しますが、汗が蒸発しないことにより、体内の水分が排泄されないことが原因で体調不良となります。
- 積極的に汗をかくこと
- お風呂に入る
- 軽い運動する
- 夏でも温かいものを飲む、食べるなど
体を温めて水分を排泄するといいですね。
高温多湿と低温低湿な日本
私は日本でもとくに暑い中部エリアに住んでおりますが、
なぜ日本はこんなに湿度が高いのか気になったことがあり、調べたことがありました。
こちらのサイトが非常に参考になりましたのでご紹介します。
現状として、世界と比較しても、日本はまれにみる高温多湿、低温低湿な国だそうです。
クリモグラフという湿度と気温の関係を記した図で、以下はドイツと日本の比較をしたものです。縦軸が気温(℃)で、横軸が湿度(%)、東京が青で、ベルリンがオレンジ色の線です。
8月の東京は平均気温が27度位で平均湿度も73%位と高温多湿ですがベルリンの8月は気温が18度位と低く、湿度も70%位で日本の5月から6月の湿度と同じ位です。ベルリンの夏は日本と違って過ごしやすく爽やかなのです。
日本では夏になると家の中にいても熱中症になる人が多く発生しますが、これはまさに多湿のためで、低湿であればこのようなリスクはありません。
冬の1月はどうでしょうか。
東京は気温が4度位、湿度も50%少しと低温低湿なのに対して、ベルリンは気温が0度位ですが湿度はなんと90%近くあって低温高湿になっています。
同じ温度では湿度が高いと暑く感じ、湿度が低いと寒く感じますので、気温は東京よりベルリンの方が少し低くても、湿度が非常に高いため体感温度としては東京よりも暖かく感じるかもしれません。肌を突き刺すような寒さというのは気温だけでなく湿度が低いことが影響しているのです。
引用元:ヒノキヤグループ社長ブログ
なんともうらやましい話でしょうか。
高温多湿だと、夏は蒸し暑く感じ、
低温低湿だと、冬はより寒く感じる
という日本の不快な湿度。
理由は
日本が夏湿度が高い理由は、太平洋高気圧です。 本来、日本は西から東へ吹く偏西風のエリアで、偏西風が山脈にぶつかり雨を降らし、山を越えた風は水分が減ってカラッとした風を吹かします。
しかし、夏は広大な太平洋の上空に出来る時計回りの風を持った太平洋高気圧の勢力が強くなり、偏西風はブロックされて、北へ向きを変えてしまうのでカラッとした風が来なくなってしまいます。
太平洋高気圧から大陸の低圧部に吹き出す夏の季節風は、海水温の高い海から多くの水上気をえて日本列島上空に来るので、よって高い湿度となります。
引用元:yahoo 知恵袋
夏は太平洋高気圧が張り出し、太平洋の上から吹く水蒸気を含んだ湿った風が吹き、日本にたくさんの湿度がもたらされるわけですね。
ちなみに名古屋が暑いのはフェーン現象だということです。
フェーン現象に加えて、内地や盆地のために海風が入りづらいからではないかとみています
引用元:Jタウンネット
島国とはいえ、ほかの国でも囲まれている地域はあるでしょうに…😓
最後に、各国との比較はこちらです。
テヘラン、ビルマは暑くてもほとんど湿度がありませんね。
温度ではなく湿度管理が大切
梅雨も明け、熱中症の患者さんが一気に多くなってきました。
気温が28度だからといって油断してはいけません。
湿度が高ければ十分熱中症になる危険があります。
こちらの記事(熱中症に注意)にも書いたとおり、WGBT値が非常に重要になってきます。
縦軸が気温、横軸が湿度です。
たとえば、気温28度であったとしても湿度が75%以上であれば厳重警戒レベルです。
湿度が重要なカギとなることがわかりました。
まとめ|除湿以外に方法がない
湿度を下げる方法を探してみましたが、
除湿器、エアコン以外に湿度を下げて快適にすごせる方法がありません。
2Lのペットボトルを凍らせて部屋に置くことをやってみましたが、
残念ながらとくに部屋が冷えるようなことも実感できず、目に見える効果がなく安眠もできませんでした。
寝るときは我慢せずに、エアコンを入れたほうがいいですね。
私の住む地域では寝るとき夜の湿度が90%を下回りません。
熱中症予防に不快指数の予想サイトがあります。外に出かける前にお住まいのエリアをネットで確認されるのもよいでしょう。
みなさまも熱中症に十分ご注意ください!
これおすすめです👆首用アイスノン。夏は常時使っています。面倒なのでタオル巻いてます。
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