【樺沢紫苑さん】正しいポジティブ間違ったポジティブ ポジティブ思考についての誤解

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感情の整理

私は今までポジティブ思考について誤解していました。

なぜポジティブに人生を生きられないのだろう…とずっと悩んでいましたし

悪い面しか見られない
常にネガティブなものの見方しかできない

考え方が偏っていて
「自分はなんてダメな人間なんだろう」と落ち込むことも多々ありました。

ところがこちらの動画、
精神科医 樺沢紫苑先生のYouTube
正しいポジティブと間違ったポジティブ」を見て
そういう考え方もあるのだと新鮮な気持ちになりました。

本当のポジティブさとは何か、
今までポジティブと思っていたことは違うのだと発見できました。

私はポジティブについて間違った見解を持っていたので、ネガティブ寄り、ポジティブ寄りの方も一度確認してみるといいかもしれません。

ポジティブ思考についての誤解

一般的に言われているポジティブとネガティブというものと

ポジティブ心理学でいわれる
ポジティブさを心理学的に研究したポジティブというものは
全く違うということだと樺沢先生は言います。

アフリカで靴を売るセールスマン

こんな逸話があります。

ある一人の靴のセールスマンがアフリカに派遣されました。

ところが現地の人は皆裸足で誰も靴を履いていません。

あなたはどう思いますか?

がっかり
がっかり

靴を履くニーズがないことにがっかりだ、あきらめよう

あるいは

前向き
前向き

全員に靴が売れるチャンスだ!

ネガティブ=落ち込み ポジティブ=前向きという罠

一般的に自己啓発では
靴を誰も履いていないので売れるわけがないといって落ち込むのがネガティブ

これは靴を履いていないからものすごい数が売れるに違いない!と前向きに喜ぶのがポジティブと言われています。

これはポジティブ心理学的に見ると間違いだと樺沢先生は指摘します。

真のポジティブとはニュートラル

売れるかどうかわからないのに
これは売れるだろうと希望的観測で、
例えば靴を100足追加注文するなどの行動を取るのは無謀、無茶でありポジティブではない。

本当のポジティブというのは
ニュートラル(中立)である

正しく情報を集め、正しく判断をすること
ネガティブな先入観を持たずに、冷静沈着に正しく中立に判断をする

これがニュートラルということだそうです。

先程のセールスマンの例でいくと

1.まず実際の状況をリサーチしてみる

2.現地の人に靴を履いてみてもらって意見・感想を聞く

こんなもの履いていられるか!

これ結構いいね!足も痛くない

これらの反応を見て判断するということがポジティブなものの見方ということだそうです。

どうしても先入観で判断する人間が多いといいます。

先入観で判断すると失敗する

例)読んでいない本や見ていない動画にタイトルだけ見てコメントを書く人がいる

特に動画のタイトルなどはキャッチーで人を惹きつけるために
作者の意図とは逆のことを書いていることもある。

結論が違うのに決めつけて事実がゆがんで見える

ゆがんだ状態、情報をもとに正しい判断をすることはできない

その結果判断を間違い、失敗する

落ち込む(失敗体験が積み上がる)

余計ネガティブになる、自信をなくす

これがネガティブスパイラルとなる。

このときに無理にポジティブになろうとする必要はないそうです。

落ち込んでいるときに無理にポジティブにならない

正しいポジティブとは

落ち込んでいるときに

自分の状態を自覚し、正しく判断、行動できること。

今落ち込んでいるな
無理しないでおこう

間違ったポジティブとは

人前で無理して明るく振る舞う
自分のネガティブで落ち込んだ気持ちを隠さないといけない

このようにうつ病の初期の人が、
会社で無理して明るく振る舞おうとして更にストレスがかかって悪化する例もあるそうです。

ポジティブにしようと
気分を無理やりに明るく持っていくこと
=ポジティブではなくそれはむしろネガティブである

自分本来の感情と正しく向き合うこと

これがポジティブ心理学で言うポジティブな姿勢(=ニュートラル)だと樺沢先生はおっしゃっています。

自分自身を正しく見極めて行動する

ネガティブ、ポジティブ、嫌な気持ちもすべて踏まえて
自分自身を冷静に見つめる姿勢がポジティブである

物事を
・冷静に
・中立に
・先入観を入れずに
・感情を挟まず
観察する

正しい判断・行動ができる

成功する(成功体験を重ねる)

例えば病気がひどくなった場合に

無理してはいけない、早めに病院に行って薬を出してもらおう

という行動をして悪化せずに済むということがあります。

物事をニュートラルに捉えることによって最終的には本当のポジティブが達成できるということでした。

まとめ:私はダメな人間ではない

ポジティブについて間違った概念を持っていた方も多かったのではないでしょうか。

いつもどんなときもポジティブでいることがポジティブではありません。

私が以前勤めていた会社の体育会系上司

元気があれば何でもできる!

この上司にうつ病のことについて相談したことがありました。

ところがうつ病なんてバカらしいと一蹴されてしまったのです。

たしかに相談には乗ってくれたことには感謝しますが

根っこの部分の考え方の相違により分かり合えることがなかったように思います。

自分を曲げてでも強気でガシガシ行くというのはどうしても苦手で
どうもエセポジティブの匂いをぷんぷん感じ取ってしまいます。

真のポジティブとは

現実を見てそれを冷静に判断すること
けしてどんな状態でも無理して頑張るということではない

ということを今になって思い知りました。

もちろん頑張ることはとても素晴らしいし

できないことができるようになる、苦手を克服することはもっとすごいことだと思います。

しかし今の現状が見えていないまま

先ほどのセールスマンのようにやみくもに靴の発注をかけるというのも現実的ではありません。


今の自分にとって何ができるのか

私はどうしても物事をゼロか100で見てしまいがちです。

つい悲観的思考で

私

もうこの先就職ができないのだろう
コロナ禍の影響でますます就職難
年齢が行き過ぎてて無理

挑戦・やってもいないのに被害妄想を抱いてしまいがちです。

・とりあえず探してみて相手の反応を見る

・市場の反応を見る

・それによって自分の対応を変える

・能力を上げる

そういうことが重要と思いました。

私はダメじゃない!

これは昨日寝る前に降りてきた言葉です。

100%ダメな人なんていない。

逆に言うと100%完璧な人もいないということです。

自分を卑下せずに、

そして自身をうぬぼれ、おごり高ぶらずに、

客観・中立な視点で冷静に見ることができたら

少し楽になるのかなと

それがポジティブな状態だと思いました。

ここ数日私は「ニュートラル」という言葉を何度も目にするようになりました。

この言葉が自分に何か気づくように訴えかけているのかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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